2026年7月31日、「会長×社長が語る『バトンを託す覚悟、受け取る覚悟』 CoCo壱番屋FCの挑戦と開拓」をテーマに、HR×LEARNINGスペシャルセミナーを開催しました。
ご登壇いただいたのは、CoCo壱番屋のフランチャイズ事業などを展開する株式会社スカイスクレイパーの代表取締役会長兼顧客担当マネージャーである西牧大輔氏と、22歳という若さで代表取締役社長に就任した諸沢莉乃氏です。
「業界で活躍されているあの人は何がすごいのか」をコンセプトに、業界で活躍する有識者の皆さまに成長の秘訣や仕事論を赤裸々にお話しいただく、このスペシャルセミナー。今回は、最高の後継者はどのように誕生したのか、そして事業承継の背景にあった組織風土醸成と若手育成の仕組みについて伺いました。
*期間限定の見逃し配信はこちらから
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*2027年7月30日(金)17:00まで
大学卒業後すぐにCoCo壱番屋で独立に向けて修行を積んだ西牧氏。26歳のときに群馬県太田市で1号店を出店、事業拡大を経てスカイスクレイパーを設立しました。現在では1都9県でCoCo壱番屋をはじめとする31店舗を経営するまでになっています。
同社には、風通しの良い組織風土づくりと素直さを大切にする育成の仕組みがあります。しかし、創業当時の30年前は正反対。西牧氏曰く、「体育会系よりも厳しい軍隊系みたいな会社」でした。転機は、2年間で14店舗を出店した急成長期に訪れます。お金も人も十分に回らず、従業員に休みを与えることも、給料を上げることも難しくなったのです。その結果、離職者が出るという負のスパイラルに陥ってしまいました。西牧氏は社風となっていた「軍隊系」を改め、従業員と「人として」向き合う関係性を重視する方向へと舵を切りました。
同社の最大の特徴は、失敗に対する考え方にあります。悪意のあるものでない限り、たとえ大きなミスであっても「ドンマイ」と応じます。これは、挑戦した結果の失敗を責めず、きちんと報告したことを評価するという考え方。反対に、失敗を隠せば改善に向けた指導とともに、正直に報告するよう姿勢への指導も行われます。また、同社のもう1つユニークなポイントは、従業員一人ひとりが「どうなりたいか」「どうありたいか」を軸に行動することを重視し、会社は「頑張るあなたを応援する」というスタンスにもあります。「どうありたいか」という問いかけは採用面接から始まり、入社後もパート・アルバイトを含む従業員の日報に経営陣自ら目を通すことで一人ひとりの状況を把握。「意志ある者にはチャンスを」という価値観のもと社員と向き合います。そうした組織風土が“22歳の社長”を誕生させました。
とはいえ、日報は堅苦しい内容ばかりではありません。たとえば「推し活で明後日から行く」と書いた従業員もいます。その従業員に西牧氏が現場で会った際は、「気をつけて行ってこいよ」と声をかけたとのこと。西牧氏ご自身もブログやSNS、社内報、コミュニケーションツールなどを活用してメッセージを発信しており、対面する前から「お互いに知っている」状態になっており、それが組織全体の風通しの良さにつながっているとのことでした。
後継者に指名された諸沢氏は、「僕が生きてきたなかで、これ以上素直な人は見たことがない」と西牧氏が話すほどの素直さ、温かさが魅力の人物です。後継者に指名されて以降は社長として必要な知識・スキルを学び、西牧会長による3年間の伴走期間の中で「想像以上、想定以上」の成長を続けてきました。
諸沢氏がスカイスクレイパーに入社したのは、高校1年生のとき。当時はアルバイトスタッフであり、同社の「人として」「素直最強」といった価値観を現場で体感してきました。諸沢氏が西牧氏から次期社長の話を受けたのは、接客の最高ランクである「ココスペシャリスト」の「スター」を獲得したお祝いの席です。諸沢氏は当時まだ20歳。しかし、その場で快諾し、2年後の2024年5月に社長に就任しました。当時の心境について尋ねられた諸沢氏は、「不安な気持ちは一切なかった」と話します。信頼している西牧氏から声をかけられたこと、そして「これは絶対に自分の学びになるし、人のためにもなるかもしれない」という考えがあったからです。その即答ぶりは、西牧氏のほうが思わず「大丈夫?」と確認するほどでした。
今後の方向性について、諸沢氏は「会社が大事にしていることを変えるつもりは一切ありません。『人として』というのが好きでここにいるので、この想いは変えない」と語ります。「人として」のあり方を重視し、現場に入り、従業員と同じ制服を着て働く。そこで課題となっているポイントを自ら体験し、一緒に改善方法を考えることを大切にしているのです。「意志ある者にはチャンスを」を体現する諸沢氏は、まさしく同社のロールモデルといえる存在。「失敗を隠さないこと」を徹底し、「私もできないし、失敗するから、皆も失敗を恐れずにどんどんやっていこう」という姿勢を、自らの背中で見せています。
経営者として、従業員一人ひとりが掲げる「いつまでに、どうなりたいか」という目標にも寄り添います。基本的な進捗の共有はエリアごとのミーティングなどで行われますが、進捗の遅れやメンタル面での落ち込みが見られる場合は、諸沢氏も課題解決をサポート。現場で声をかける、電話で話す、食事をしながら話すなど、様々な機会を通じて改善・成長に向けた対話を重ねているとのことでした。「西牧会長が一緒に代表をしてくださるのは、今季が最後。焦りを感じることもありますが、それも楽しめています。こうやって恵まれて、こんなふうに経験させてもらって、私はすごく幸せだなっていうのが、今のリアルな想いです」(諸沢氏)
諸沢氏の夢は、「人のため汗をかき続けられる人、人に良い影響を与える人になること」。スカイスクレイパーは、2035年までに「100億円企業」になることを目指し、さらなる成長へと突き進みます。
300名以上もの方にお申し込みいただいた今回のスペシャルセミナー。質疑応答にも大変多くの質問が寄せられました。経営やマネジメントでのお悩みに対する回答には、未来へ向かって歩みを進めるためのヒントが満載。「お二人のファンになりました」というコメントも出るほど、会場は明るい笑い声に包まれていました。開催後のアンケートでも、92.7%の方より「期待通り」「期待以上」とご回答いただいています。
ALL DIFFERENT株式会社は、今後もさまざまな業界から有識者の方をお招きし、皆様のビジネスのヒントをお届けします。詳細は、HR×LEARNINGスペシャルセミナーの特設サイトにてご案内しておりますので、ぜひご覧ください。また、ご興味のあるテーマやご要望、どんな小さなお悩みでも、どんどんお寄せください。
素直最強 頑固最悪
「50歳で3億持って引退する!」と世間知らずのチャラチャラ大学生が決めたライフプラン、誰もが苦笑、嘲笑でしたが、明確なGOALを決めると道筋も見えるもので、後は考えながら動くだけ、下方修正には至りましたが、何とか近いGOALを迎えられそうです。
その中で、とにかく意識したのは「出来ている方から教えて頂こう」「自分から聞きに行こう」という誰でも出来る「素直」でした。成長するのに邪魔な「頑固」を取り除き、ただただ素直に取り入れるだけ。おかげさまで多くの師匠に恵まれてここまで来れました。
今後は「素直最強」の諸沢社長にバトンタッチして、彼女が創るスカイスクレイパーを応援しながら老後を過ごしますw(西牧氏)
(西牧氏)
高め愛
相手の在りたい姿を応援し
配慮はしても遠慮はしないで伝え愛(合い)
お互いが共に高め愛成長をしていきたいという想いです♡(諸沢氏)
(諸沢氏)
※全て開催当時の情報です