ロジカルシンキング(論理的思考)とは?必要性と基本的な考え方、トレーニング方法を解説

update更新日:2026.07.15 published公開日:2016.12.15
ロジカルシンキング(論理的思考)とは?必要性と基本的な考え方、トレーニング方法を解説
目次

ロジカルシンキングは、物事を筋道立てて考え、わかりやすく伝えるために欠かせない思考法です。

仕事や学習、日常の問題解決まで幅広く役立つ一方で、正しい理解と訓練が必要とされます。

本コラムでは、ロジカルシンキングの意味や基本から、例題・鍛え方・おすすめの本や研修までをわかりやすく解説します。

ロジカルシンキングとは?意味・定義と基本構造

ロジカルシンキングとは、物事を感覚や思いつきで判断するのではなく、結論と根拠のつながりを意識しながら筋道を立てて考える思考法です。

ここではまず、ロジカルシンキングの基本的な意味と、なぜビジネスや日常生活で重視されているのか、さらに類似する思考法との違いについて整理して解説します。

ロジカルシンキング(論理的思考)の基本的な意味

ロジカルシンキングとは、「結論は何か」「なぜそういえるのか」という関係を明確にしながら考える思考法です。

単に意見を述べるのではなく、その背景や理由、根拠となる事実を整理し、一貫した流れで説明することを重視します。

この思考法を用いることで、自分の考えを客観的に見直すことができ、相手にも理解されやすくなります。逆に、結論と根拠が結びついていない場合、主張の説得力は低下します。

ロジカルシンキングの基本構造は、「結論→理由→具体例・事実」という流れで構成されており、複雑な内容でも整理して伝えやすい点が特徴です。

打ち合わせや会議の場での議論、日々のコミュニケーション、営業現場での提案など、様々な場面で主張が求められます。

その主張を相手に納得感を持って受け止めてもらうために、ロジカルシンキングは極めて重要なスキルだといえます。

ビジネス・日常でロジカルシンキングが求められる理由

ロジカルシンキングが求められる理由は、大きく分けて問題解決とコミュニケーションの質に関わっています。

まず、論理的に考えられないと、問題の原因を正しく把握できず、的外れな対策を取ってしまいがちです。

また、日常や仕事で「話が伝わらない」「説明がわかりにくい」と感じる場面の多くは、論理展開が整理されていないことに起因します。

ビジネスでロジカルシンキングが必要な理由を、問題解決とコミュニケーションという点からもう少し詳しくみていきましょう。

問題解決

仕事の多くは「問題を解決する」ことです。お客さまの困りごとを解決することはまさに問題解決ですし、社内業務でミスが頻発した際にその要因を特定し、対策を考えていくことも問題解決です。

問題を解決するためには、「これは本当に問題なのか」「問題が発生した要因は何だろうか」「本当に打つべき解決策は何か」を筋道立てて考えることが必要です。

筋道立てて考えられないと、表面的な問題解決にとどまり、根本的な解決に至らないケースが生じます。

例えば、社内で同じミスを繰り返すAさんがいたとします。そこで「ミスをしないように!」と上司が厳しい言い方で指導しました。さあ、これでミスが永続的になくなるでしょうか?もう二度とミスをしないぞと心に誓ったAさんのミスは、一時的には減るかもしれません。

しかし日にちが経てば、徐々に気が緩んできてミスが再発するであろうことは想像に難くないでしょう。

この例では、「Aさんが同じミスを繰り返すのは、上司から厳しく指導されていないからだ」とする短絡的なロジックに基づいています。本来であれば、Aさんがどんな仕事で、どのような状況で、同じようなミスを繰り返すのか。その要因を突き止め、具体的な解決策を打たなければなりません。

このように、根拠を筋道立てて考えることができないと、問題解決ができません。その結果、思うように仕事の成果を上げられない、ということになってしまいます。

コミュニケーション

多くの仕事は1人では完結せず、周りの人との協力が不可欠です。

社内で施策を提案するときや、要望を伝えて誰かに動いてもらいたいときには、相手が納得できるよう、根拠を筋道立てて整理し、主張することが求められます。

このときロジカルシンキングができていないと、根拠がない主張・要望や提案となり、聞き手は「これは承認・受け入れるべき話なのだろうか...」と悩んでしまいます。

その結果、話が進まない、周囲の協力が得られないといったことになってしまうのです。

自分が聞き手の場合にも、同じことが起こります。ロジカルシンキングができていないと、周囲が良い働きかけや提案をしてくれたにもかかわらず、相手の話の「主張」と、その「根拠」を理解できません。

そうなると、「なんかいやだな」と感覚的な判断となってしまい、正しい主張を拒絶してしまうことになりかねません。

ひと昔前であれば、コミュニケーションが多少雑だったとしても相手が文脈や行間をくみ取ってくれて、意思疎通が図れる場面も多かったでしょう。

しかし今は多様性の時代といわれている通り、これまで以上に様々な業界・年代・職種・人種や働き方の方々と仕事をする機会が増えました。

多様な人々がともに働く組織において、適切なコミュニケーションを通じて問題を解決していくために、ロジカルシンキングの重要性は一層高まっています。

クリティカルシンキング・クリエイティブシンキングなどとの違い

ロジカルシンキングと混同されやすい思考法として、クリティカルシンキング、ラテラルシンキング、クリエイティブシンキングなどが挙げられます。

クリティカルシンキング 「その前提は本当に正しいのか」「他の解釈はないのか」と疑問を持ち、物事を多角的・批判的に検討する思考法
ラテラルシンキング 既存の枠組みや常識にとらわれず、発想を横に広げて新しい切り口を見つけ出す考え方
クリエイティブシンキング 独自性のあるアイデアや価値を生み出すことを目的とした思考法

クリティカルシンキングとは、「本当にそうなのか?」と、論理や物事を批判的に見ることにより、正しい論理につなげる思考法です。

ラテラルシンキングは、従来の常識や前提にとらわれず、視点を変えて解決策を考える思考法です。例えば「売上を伸ばす=新規客を増やす」という発想ではなく、「来店回数を増やす」「客単価を上げる」と切り口を変えて考えます。

クリエイティブシンキングは、枠組みにとらわれずに自由な発想で様々な可能性を探る思考法です。ロジカルシンキングとは逆方向の「発散」がキーワードとなります。

クリティカルシンキングについては、以下のコラムで詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

コラム「クリティカルシンキングとは?意味・例題と実践トレーニング3つのコツ」はこちら

ロジカルシンキングの代表的な考え方・フレームワーク

ロジカルシンキングを実践するうえでは、「どのような考え方で整理するのか」を理解しておくことが重要です。

論理的に考える力は感覚だけで身につくものではなく、一定の型やフレームワークを活用して、段階的に習得していく必要があります。

代表的な考え方としては、演繹法と帰納法、情報を整理するための列挙と掘り下げ、課題を構造化するロジックツリー、そして思考を深めるための「So What/Why So」があります。

ロジカルシンキングの土台となる考え方・演繹法と帰納法

ロジカルシンキングの基礎となるのが、演繹法と帰納法です。演繹法と帰納法は、どちらも論理的思考には欠かせませんが、使い方を誤ると説得力が弱まります。

この2つを意識することで、論理の筋道がより明確になります。

演繹法

演繹法は、一般的なルールや前提から個別の結論を導く考え方で、「全体から個別へ」と論理を展開します。

誰もが正しいと考える「大前提」を起点に、結論を導き出す考え方です。

【演繹法の例】

大前提:優秀なビジネスパーソンはロジカルシンキングが得意である

前提:Aさんは優秀なビジネスパーソンだ

結論:ゆえに、Aさんはロジカルシンキングが得意だ

演繹法で注意が必要な点は、大前提に対して納得感が得られないと、導き出された結論も納得されないという点です。

そのために、大前提は誰もが納得できるような事実であることが求められます。

帰納法

帰納法は複数の具体例や事実を積み重ね、そこから共通点を見いだして結論を導く方法です。

【帰納法の例】

  1. 事象a:今日は上司が険しい顔をしている
  2. 事象b:パソコンのキータッチも激しい
  3. 事象c:腕組みしてディスプレイを凝視している

結論:今日は上司の機嫌が悪そうなので、相談するのは明日にしよう

帰納法の注意点は、ここで導き出される結論は「仮の説」であるということです。そのため、この結論が本当に正しいかを確認することや、少しでも多くの事象を集めて結論を導き出すことが求められます。

「列挙」と「掘り下げ」

演繹法・帰納法の考え方から、主張の納得感を高めるには「当たり前と感じてもらえる前提」や、「多くの事象を集めること」が重要であることを見てきました。

その前提や事象を実際に考えていく際に用いられる手法が「列挙」と「掘り下げ」です。

「列挙」は、要素の抜け漏れやダブりがないように、全体を網羅することを指します。

【列挙の例】

当社では若手が育っていない。なぜだろうか?

→なぜならば...

  • 人材育成の仕組みが機能していないから
  • 上司・先輩が部下・後輩の育成に時間を割けていないから
  • 若手自身の成長意欲が強くないからetc.

このように、考えられる要素をできる限りたくさん挙げていきます。このときのポイントは、漏れやダブりがないようにすること。いわゆるMECEを意識しましょう。

MECEについては以下のコラムも参考にしてください。

コラム「MECEとは?具体例や鍛え方、フレームワークをわかりやすく解説」はこちら

「掘り下げ」とは、1つの要素から因果のつながりがあるより深い要素を挙げていくことを指します。

【掘り下げの例】

当社では若手が育っていない。それはなぜか?

→なぜならば、若手自身の成長意欲が強くないからだ。それはなぜか?

→なぜならば、成長しないといけないと思うような難しい仕事の場が与えられていないからだ。それはなぜか?etc.

上記のように、考えられる要因を繰り返し掘り下げることにより「真の要因」を明確にしていきます。

問題の掘り下げが甘いと、考えつく解決策も表面的なものになってしまいがちです。

自動車メーカーのトヨタは「なぜ」を5回繰り返す「なぜなぜ分析」という手法を活用して問題解決をしてきたことで知られています。真の要因を探るにはそのくらい繰り返し「掘り下げ」をすることが必要だと理解しましょう。

ロジックツリー

「列挙」と「掘り下げ」についてご紹介しましたが、これらはどちらかだけができればよいというものではありません。

ロジカルシンキングには双方をバランスよく行うことが求められます。そのためのツールとしてよく使われるのが、ロジックツリーです。

ロジックツリーとは、問題の要因や解決策の論理的な関係性を、ツリー構造で可視化する思考ツールです。ロジックツリーを活用することで、列挙と掘り下げをバランスよく行いながら思考することができます。

【ロジックツリーの例:若手社員が定着しない要因】

ロジックツリーの例:若手社員が定着しない要因_ロジカルシンキング(論理的思考)とは?必要性と基本的な考え方、トレーニング方法を解説|人材育成コラム

ロジックツリーを作成するコツは、実際に紙やホワイトボードに書き出しながら考えることです。頭の中だけで考えてうまく進めることができるのは相当な上級者だけだと思ってください。

慣れないうちはとにかく手を動かして、思考の途中過程も書きながらロジックツリーを作成していきましょう。

「So What/Why So」による論理展開の基本

「So What/Why So」は、論理を深めるための基本的な問いかけです。

「So What」は「だから何なのか?」と問いかけ、結論や意味を明確にするために用います。一方、「Why So」は「なぜそういえるのか」と問い、根拠や理由を確認するための考え方です。

この2つを繰り返すことで、主張と根拠のつながりが強化されます。自分の考えに対して、「So What/Why So」を意識的に問いかけることで、論理の飛躍を防ぎ、説得力のある思考や説明ができるようになります。

例題で理解するロジカルシンキングの実践イメージ

ロジカルシンキングは概念やフレームワークを知るだけでなく、例題を通して考え方を実際に使ってみることで理解が深まります。

頭の中で整理しているつもりでも、具体的な問題に向き合うと論理の飛躍や前提の抜け漏れに気づくことは少なくありません。

ここでは、基本的な例題と、思考力を鍛える代表的な問題を取り上げ、ロジカルシンキングの実践的な使い方を解説します。

ロジカルシンキングの簡単な例題と考え方

ロジカルシンキングの基本を理解するには、身近なテーマの例題が有効です。

【例題】

「学校の遅刻者を減らすにはどうすればよいか」

【考え方】

  1. ①遅刻が起きる理由を列挙し、原因を整理します
  2. ②通学時間や生活習慣、校則の影響など、複数の視点から考えて課題を整理
  3. ③それぞれの原因に対する対策を検討

このように、感覚的な意見ではなく、要素を分解し、因果関係を意識して考えることがロジカルシンキングの基本姿勢です。

ロジカルシンキングを鍛える例題(フェルミ推定など)

思考力をさらに鍛えるための例題として知られているのが、フェルミ推定です。フェルミ推定とは、正確なデータがなくても、前提を置きながら論理的に概算を導く問題です。

【例題】

「日本に電柱は何本あるか」


【フェルミ推定による概算の求め方】

  1. ①要素の分解

    「日本の道路の総延長」×「電柱の設置密度(1km当たり本数)」=「電柱本数」と考える

    「電柱の設置密度(1km当たり本数)」を「市街地」と「非市街地」の2パターンに分ける

  1. ②前提数値の確認

    分解した要素について前提となる数値を仮置きする

    「日本の道路の総延長」=約120万㎞

    道路の割合は「市街地」:「非市街地」=7:3

    よって市街地道路延長=120万km × 70%=84万km

    非市街地の道路延長=120万km × 30%=36万km

    「電柱の設置密度(1km当たり本数)」は、「市街地」=50本、「非市街地」=20本

  1. ③推論モデルの構築

    市街地の電柱本数84万km × 50本/km = 4,200万本

    非市街地の電柱本数 36万km × 20本/km = 720万本

    合計 4,200万本 + 720万本 = 4,920万本

重要なのは答えの正確さではなく、どのような前提を置き、どのような順序で考えたかという思考プロセスです。

このような例題に取り組むことで、仮説を立て、根拠を積み重ねて結論に至る力が鍛えられ、ロジカルシンキングの実践力が高まります。

例題を通して学ぶ「前提」と「論理展開」の重要性

例題を解く際に特に重要になるのが、「前提」と「論理展開」を意識することです。

同じ問題でも、置く前提が異なれば導かれる結論は変わります。自分がどのような前提に立って考えているのかを明確にすることが重要です。

また、結論に至るまでの論理展開が飛躍していないかを確認することも欠かせません。

例題は、自分の思考の流れを可視化し、改善点に気づくためのトレーニングです。繰り返し取り組むことで、論理的に考える習慣が自然と身についていきます。

ロジカルシンキングの鍛え方・トレーニング方法

ロジカルシンキングは、生まれつきの能力ではなく、正しい方法でトレーニングを重ねることで誰でも鍛えられる思考スキルです。

知識のインプット、思考の型を使った演習、継続しやすい工夫を組み合わせることで、無理なく論理的に考える力が身についていきます。

ここでは、日常や学習の中で実践しやすい代表的なトレーニング方法を紹介します。

(1)基本知識のインプット

ロジカルシンキングを鍛える第一歩は、基本的な考え方や用語を理解することです。

演繹法・帰納法、因果関係、結論と根拠の関係といった基礎知識を知っていなければ、論理的に考えようとしても形になりません。

まずは本や記事、動画教材などを活用し、ロジカルシンキングの全体像を把握しましょう。

その際は、単なる暗記ではなく、「どのような場面で活用するのか」を意識することが重要です。基本知識を土台として持つことで、その後のトレーニングの効果が大きく高まります。

(2)ロジックツリーを作ってみる(ケーススタディ)

ロジカルシンキングの基本知識がインプットできたら、次はロジックツリーを自分で作成してみましょう。

自身の職場で想定される課題を1つ挙げ、その要因の掘り下げ(Whyツリー)と、解決策の洗い出し(Howツリー)を行うのがオーソドックスなトレーニングのやり方です。

作成できたら周囲の人と意見交換したり、ロジカルシンキングが得意な人に見せてフィードバックをもらうようにすると学習効果が高まります。いろいろな問題を設定してロジックツリーの作成を繰り返し、身体に馴染ませていきましょう。

(3)ゲーム感覚でロジカルシンキングをトレーニング

ロジカルシンキングは、楽しみながら継続することも重要です。クイズ形式の問題やフェルミ推定、なぞなぞのような思考ゲームは、論理的に考える練習になります。

研修などの場で学ぶだけでは、ロジカルシンキングのスキルは定着しません。

学んだことを普段の仕事や生活の中で意識的に使い、継続的にトレーニングをしましょう。

例えば、会議で議論されている課題を「列挙」や「掘り下げ」の視点で検証する、テレビのコメンテーターの主張を聞いて、その根拠を推察するなど、機会はあらゆる場面で見つけることができます。

日常的に思考する習慣を持ち、ゲーム感覚で楽しむことで、ロジカルシンキングのスキルは着実に向上していきます。

ロジカルシンキングを学べるおすすめの本

ロジカルシンキングを効率よく身につけるには、書籍による学習も有効です。

本は自分のペースで何度も読み返せるため、基礎知識から応用まで段階的に理解できます。また、図解や練習問題がある本を選べば、思考法の理解が深まります。

ここでは、初心者から実践者まで幅広く役立つロジカルシンキングのおすすめ書籍を3冊紹介します。

おすすめの本(1)「ビジュアル ロジカル・シンキング」

タイトル ビジュアル ロジカル・シンキング<第2版>
著者 平井 孝志、渡部 高士
出版社 日本経済新聞出版
発行 2022年03月

「ビジュアル ロジカル・シンキング」は、ロジカルシンキングの基礎を豊富な図解とともにわかりやすく解説した入門書です。

問題をどう捉え、どのように考えを展開するかが視覚的に整理されているため、論理の流れを感覚的に理解できます。

事例や演習も含まれており、はじめて論理的思考を学ぶ人でも抵抗なく読み進められる構成となっています。図表を使って思考を整理する力を基礎から定着させたい場合に適した一冊です。

おすすめの本(2)「マッキンゼー流 入社1年目ロジカルシンキングの教科書」

タイトル マッキンゼー流 入社1年目ロジカルシンキングの教科書
著者 大嶋 祥誉
出版社 SB Creative
発行 2014年4月

「マッキンゼー流 入社1年目ロジカルシンキングの教科書」は、世界的コンサルティングファームの新人研修をベースにした思考法の入門書です。

本書では、問い続ける力や前提の確認、論理的な展開のポイントなどが具体的に解説されています。

また、実際のビジネス場面を想定したエピソードを通じて、抽象的な理論ではなく実践的な思考の型を学べる点が特徴です。新人だけでなく、論理的思考を実務に活かしたい全ての人におすすめです。

おすすめの本(3)「ロジカル・シンキング練習帳」

タイトル ロジカル・シンキング練習帳
著者 グロービス、岡 重文
出版社 東洋経済新報社
発行 2020年6月

「ロジカル・シンキング練習帳」は、論理的な考え方と書き方をドリル形式で学べる練習帳です。

基本の技術として、思考を整理して構造化する方法や、日本語でわかりやすく伝える技術を段階的に練習できます。具体的な例題やトレーニング問題を通して、手を動かしながら身につけられる点が特徴です。

特に、文章を書く際の論理的表現力を向上させたい人や、実際の問題に即して練習したい人に向いています。

ロジカルシンキングの学び方(資格・研修など)

ロジカルシンキングは独学でも習得可能なスキルですが、体系的に学びたい場合には、資格や研修を活用する方法も有効です。

第三者が設計したカリキュラムに沿って学ぶことで、自身では気づきにくい思考の偏りや弱点を補うことができます。ただし、資格や研修そのものが目的になってしまうと、実務に活かせない知識にとどまる可能性もあります。

ここでは、ロジカルシンキングを学ぶうえでの資格・検定の位置付けと、企業で導入が進む研修の特徴について整理します。

ロジカルシンキングに関連する資格・検定の考え方

ロジカルシンキングに関する資格や検定は、思考法の基礎を体系的に学ぶきっかけとして有効です。

例えば、以下のような資格検定では、論理の組み立て方やフレームワーク、問題解決の手順などがカリキュラムに含まれています。

資格名 運営団体
ロジカルシンキングマスター資格検定 日本生活環境支援協会(JLESA)
論理的思考士 日本インストラクター技術協会(JIA)
論理文章力検定 基礎力財団

重要なのは、資格を取得すること自体をゴールにしないことです。試験対策として知識を覚えるだけでは、実際の場面で使える力にはなりにくいからです。

資格は、自分の理解度を確認するための指標や学習の動機付けとして活用し、日常や仕事の中で実践と結びつける意識を持つことが大切です。

企業で導入がすすむロジカルシンキングに関わる研修

近年では、多くの企業でロジカルシンキングに関する研修が導入されています。

その背景には、報告や説明の質を高めたい、問題解決力を組織全体で底上げしたいといった目的があります。

研修では、座学による基礎理解に加え、ケーススタディやグループワークを通じて実践的に学ぶことが一般的です。実際の業務を想定した課題に取り組むことで、ロジカルシンキングを現場でどのように活用するかを具体的にイメージできます。

研修の効果を最大化するためには、受講後も学んだ思考法を日常業務で継続的に活用することが重要です。

ALL DIFFERENT株式会社では、ロジカルシンキングの「知識習得」から「職場での継続的な実践・定着」まで全面的にサポートする育成サービスを提供しています。会場研修、オンライン研修、eラーニングなど企業の状況・用途に合わせて複数の学習形態があるのも特長です。

職場でロジカルシンキングが不足していると感じている企業、ロジカルシンキングの知識をインプットしたにもかかわらず社員の仕事の仕方がなかなか変わらないという企業は、ぜひ一度弊社にご相談ください。