企業価値を高めるため、社員の自律的なキャリア形成支援に取り組まれているオムロン太陽株式会社様。経営企画部経営管理グループ長の生田昌弘様、生産技術グループ長の笹原廣喜様に背景や効果をお聞きしました。

目的

経営ビジョン・中長期計画を社員に浸透させ、
社員の主体的なキャリア形成、成長を支援

解決策

ビジネススキル診断テストで課題を探り
結果に合わせて各自がオンライン研修を受講

成果

診断テストや研修受講を通して
「資格をとりたい」などポジティブな成長意欲が醸成

多様な社員の自律的なキャリア形成を支援

50周年のその先へ―会社と社員の未来をどう描くのか

多様な社員の自律的なキャリア形成を支援
- 貴社が感じていた課題と取り組み背景を教えてください。

生田 当社は1972年に日本初の障がい者福祉工場として設立され、2022年に創業50周年を迎えました。この間、独自の努力をしてきましたが、次の50年に向けて新しい価値の創造に取り組みたいと考えていました。
親会社であるオムロン株式会社が中長期ビジョンで自律的キャリア形成の後押しを掲げており、グループ会社の一員としてオムロン太陽はどう取り組んでいくのか、という課題もありました。
また、私個人としても「それぞれの社員はどう生きたいと思っているんだろうか」「それに対して会社はどう関わっていけばいいのだろうか」という漠然とした疑問を抱えていました。
会社としてキャリア形成支援に取り組むためには、どのような人材を育成したいのか人材要件を洗い出し、育成策を策定しなければいけません。しかし、どこから手を付けていけばいいのか分からず、取り組む上でのリソース不足も感じていました。

笹原 当社はモノづくりの会社ですので、品質へのこだわりについては自信がありましたが、外部からの刺激は乏しい状況でした。
私は現場責任者として、市場や外部環境はどのように変化しているのか、それに対して自分のキャリアはどうなのか、など現場社員も健全な危機感を持つことが必要なのではないかと感じていました。

- 「キャリアデザイン」というテーマに取り組みたいと漠然と考えていたとのことですが、実際に踏み出されたきっかけは何だったのでしょうか。

生田 自律的キャリア支援にどのように取り組めばいいのかと悩んでいた際、ALL DIFFERENT株式会社さんからお電話をいただきました。
その際、お電話くださったコンサルタントの方が、研修サービスの売り込みはせず、「どんなことでお困りですか?身近なお困りごとを教えてください」と言ってくれました。「こんなことで悩んでいるけど、どうしたらいいのか、どこから手を付けたらいいのか分からない」と相談していくうちに、「こういうことが課題として形成されますね」と整理していただきました。
そうやって会話していくうちに、障がいがある社員もない社員もどう自己実現をしていくのか、会社として「Will」をどう描いていくかという課題に行きつきました。

- 課題を整理するという段階から、担当コンサルタントが関わらせていただいたんですね。

生田 そうですね。当社の課題について非常にスマート、かつ踏み込んで、抜け漏れなく聞いて整理してくれました。
担当コンサルタントの方によるヒアリングや課題の整理がなければ、この取り組みはスタートできなかったと思います。

客観的なアセスメントで、成長の出発点を

多様な社員の自律的なキャリア形成を支援
- 当社のサービスを導入いただく決め手は何だったのでしょうか?

生田 色々とご相談する中で、まず「これだ!」と感じたのは、ビジネススキル診断テスト「Biz SCORE Basic」でした。信頼できるデータの実績もあり、体系的、客観的に他社の同年代、同階層の社会人との比較ができ、継続することで定量評価もできる点に惹かれました。
当社はインクルーシブという点では長けていますが、他社に比べて足りないところもまだまだあります。そうした課題を掘り当てるためにもビジネススキル診断テストを活用したいと考えました。
また、コロナ禍の最中、外部に行くのも、講師に来ていただくのも難しい状況下で、オンラインで他社と交流しながら研修できる
定額制オンライン研修(ライブ配信)「Biz CAMPUS Live」も魅力的だと思いました。

笹原 最初、生田たちから研修の話を聞いた際、「座学の勉強かな」とイメージしていましたが、自分たちの未来・理念を創り上げていくための研修であること、プログラムが非常に充実していることなどがわかりました。業務においては、増産の大変な時期でしたが、現場からも、「ぜひ取り組みたい」という声が聞こえ始めてきました。

- 実際にビジネススキル診断テスト「Biz SCORE Basic」、マネジメント・リーダーシップ診断テスト「Biz SCORE for Managers」、当社の講師を派遣して行う「キャリアデザイン研修」、定額制オンライン研修「Biz CAMPUS Live / Online」をご導入いたただきましたが、こうした一連のサービス導入でどのような姿を目指されたのでしょうか?

生田 「Biz SCORE」やキャリアデザイン研修を通じて、日々の業務にどう向き合うのか、どう成長していきたいのか、ということに各自で見直すきっかけにしてもらいたいと考えていました。
その上で、「Biz CAMPUS」を用いて、主体的に専門性を磨くベースを作ったり、役割責任を果たしたり、世の中で通用する人材として成長してもらうことを目指しました。

社員から「もっと勉強したい」「資格をとりたい」の声

多様な社員の自律的なキャリア形成を支援
- 実際に研修や診断テストを導入する際に、苦労した点があれば教えてください。

生田 一連の育成施策のキックオフを行った2022年は、50周年イヤーでもあり、増産に取り組んでいた時期でもありました。全社的に様々な業務が増えていた時期で、さらに新しい育成施策に取り組めるのだろうかという不安はありました。
しかし、ALL DIFFERENTさんが組んでくれたプログラム内容に納得感があったからこそ、各部門長も「やってみよう」と前向きに取り組んでくれたのだと思います。
また、当社には様々な障がいを持った従業員がいますので、ビジネススキル診断テスト受験の際には、サポートメンバーがパソコン操作を代行したり、聴覚障がいを持っている人のために読み上げたりというステップが必要で、時間内に回答できないということが頻発しました。
そのようなハードルやサポートメンバーの時間的な負担はありましたが、どんな障がいがあっても、研修機会の格差がないよう、
学ぶ機会は平等にあるべきという意思で取り組みました。

笹原 中には「私は難しいテストを受けても、低い点数しか出ません。それが最初から分かっているのに、どうしてテストを受けなければいけないのでしょうか」と強い拒否感を示す従業員もいました。しかし、「これからどんなことに取り組んだらよいのかを探したり、できていることをさらに伸ばすためのテストなんですよ」と受検の意義を伝えると、「それなら、受けてみます」と前向きに取り組んでくれてホッとしました。ネガティブな受け止めの社員に対しては、きちんと目的を伝えることが大切だと思いました。

- 実際に受検・受講された社員の方の反応はいかがでしたか?

生田 「Biz SCORE」については、「テストで判定された強み・弱みが、自分が日々の業務で感じていることと一致していたので、精度がすごいですね」「全国平均より低かった分野については、本を読んで勉強したい」「資格をとってレベルアップしたい」という声を聞いています。
また「Biz CAMPUS Live」については、座学だけで終わらない点が好評で、「他社とのディスカッションができて、好きです!」「刺激になります」という感想が聞こえています。 キャリアデザイン研修については「社内の色んな人とコミュニケーションができてよかった」「お互いの価値観の違いを知ることができた」という声がある一方、「業務が忙しいのに」という声も一部聞こえてきました。
今後はより一層、実際の業務改善につながるメリットについて、分かりやすく伝えていきたいと思います。

笹原 私は、受講した社員には「タイムマネジメントを学んだ効果が出ていますね」「スキルが高まっていますね」など、学びを
成功体験として意識してもらえるように声がけしています。

- キャリアデザインなど、同じ悩みを抱えている企業に伝えるメッセージがありましたら、教えてください。

生田 中長期的な経営課題・人事課題に対してどのように取り組んだらいいのかと悩んでいる人事・経営者の方には、
「アウトソースいいですよ」とお伝えしたいです。社内やグループ内に閉じこもらず、外に目を向けたり、先々のことを言語化して育成策を企画したり……ということを自社内でできたらいいですけれど、難しいときは、外に頼んでみるとよいかもしれません。
当社はかなり特色の強い企業だと思いますが、ALL DIFFERENTさんは、とことん寄り添ってサポートしてくれました。自分たちだけで何とかしなきゃという思い込みを捨て、専門家によるサポートを検討してみるのもいいと思います。

事業内容: 電気機械器具の製造

従業員数: 118名

本社: 大分県別府市

URL:https://components.omron.com/taiyo/

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