ケア用品事業や福祉事業を手掛ける株式会社コーチョー様。社員の基礎スキルの強化を目指し、階層別教育に取り組まれました。取締役副社長の渡邉俊様と総務部長の甲斐譲治様に導入の狙いや効果などをお聞きしました。
- 目的
成長のばらつきを解消し、各階層に必要な
基本的スキルを向上させる仕組みを創りたい
- 解決策
階層別に教育テーマを設定。動画配信型の
研修導入で多忙な現場でも受講しやすく
- 成果
資格取得への意欲が喚起されるなど
社員の学びへの意識が高まる
- 社名
- 株式会社コーチョー 様
- 業種
- 製造業
- 従業員数
- 101人~500人以下
- エリア
- 中部
- 階層
- 全社員
- 利用サービス
- Biz CAMPUS Online
- 課題
- 教育体系の構築 階層別研修
ビジネススキルの基礎力強化を目指し、階層別教育を導入
社員全体のビジネススキルの強化を目指し、成長の仕組み化を導入
当社は定額制オンライン研修(動画配信)「Biz CAMPUS Online」を導入する前は、階層別研修の仕組みがなく、OJTによって業務に必要なことをその都度教育してきました。
しかし、OJTだけでは社員の成長にばらつきがあり、社会人としての基礎的なスキルが不足していると感じていました。
特にマネージャーのマネジメントに関する基礎的なスキルの向上は、優先的に取り組みたい課題の一つでした。
三つの階層に分けて、それぞれに合った教育テーマを選択
教育対象者を、マネージャー、リーダー、スタッフの三つの階層に分けて、それぞれに応じた教育カリキュラムに取り組む、階層別研修を導入しました。「Biz CAMPUS Online」を活用し、それぞれの階層に適切な教育テーマをALL DIFFERENT株式会社さんと相談しながら選定しました。
1年を上期と下期に分けて受講テーマをそれぞれ設定し、受講スケジュールや受講順番なども計画して、期が始まる前に部長陣に
共有しました。
実際の受講においては、製造部の社員はシフトの合間を縫って研修を受けるため、一つ動画をまとめて見切れず、細切れに受講することもあります。その場合は受講できた時間を記録しておいて、次回からもスムーズに再開できるように工夫しています。
人数が多い部署は、個人ごとに研修を受けることが難しいため、集団で動画を視聴するなど、各部署の実情に合わせた方法で受講しています。
研修きっかけに社員の学び意欲向上に期待
具体的な変化はまだわからないというのが正直なところです。
しかし、業務に関する資格を取得したいという声が社員から上がってきたりしているので、忙しい中でも自己成長していきたいと
感じる社員が増えてきているのではないでしょうか。
成長への意欲がある社員が何かを学びたいと思ったときに推奨できるプログラムを用意できるようになり、やる気のある社員に教育の機会を提供できるようになったことは、組織として一つの変化だと思います。
研修がきっかけで、管理職を目指していきたいと思ったり、専門性を磨いてスペシャリストを目指していきたいと思ってもらえたりしたら嬉しいです。
教育の成果はすぐ、目に見えて現れるわけではありません。だからこそ、継続していった先の変化について、観察したいと思っています。
現場管理職が育成に対して前向きに取り組んでくれた点が重要なポイントだったと思います。
現在の部長陣はほぼ全員、社内異動の経験があり、各部署の業務内容に対して知識と経験があります。業務に対する幅広い知見を
持っているからこそ、教育が必要だと感じる部長が多く、育成の重要性が浸透しやすく、現場理解も得やすかったのではないかと
思います。
また、やはり現場は忙しく、受講が難しくなる場面もあります。そのため、忙しい現場社員が受講しやすいよう、研修運営側で社員のシフトに予め管理側から研修時間を組み込みました。シフトが入れ替わる際には、空白の時間帯が発生するので、この時間帯を
利用しました。
今後は様々な社員の状況に対応しつつ、効果効率よくスキルの向上を図ることができるよう、一部の研修は受講するメンバーを選抜する、あるいは研修受講テーマを見直すなどの工夫も行っていきたいと考えています。