新井紀子先生とラーニングエージェンシーが「社会人の読解力不足」解消へ向けて取り組み開始。第1弾として、インタビュー記事の公開と無料オンラインセミナー開催| ニュースリリース |人材育成・社員研修

新井紀子先生とラーニングエージェンシーが「社会人の読解力不足」解消へ向けて取り組み開始。第1弾として、インタビュー記事の公開と無料オンラインセミナー開催

累計13,000社360万人以上の人材育成・組織開発を支援する株式会社ラーニングエージェンシー(旧トーマツ イノベーション株式会社、本社 東京都千代田区、代表取締役社長 眞﨑大輔 以下「LA」)は、読解力測定ツール「リーディングスキルテスト」(開発主導:新井 紀子先生 / 国立情報学研究所 情報社会相関研究系 教授)を通じて、日本企業における社会人の「ビジネス上での読解力不足」という課題解決に取り組んでまいります。

取り組みの第1弾として、新井紀子先生のスペシャルインタビュー記事の公開と、企業の人事・経営者向けの無料オンラインセミナーを開催いたします。

・インタビュー記事はこちら:https://www.all-different.co.jp/hrl_specialinterview/readingskill01.html
・セミナーはこちら:https://bit.ly/3f9ojMC

はじめに ~日本が抱える「読解力」の課題とは~

当社は新井紀子先生(国立情報学研究所 情報社会相関研究系 教授、社会共有知研究センター長、一般社団法人 教育のための科学研究所 代表理事・所長)が提唱する『読解力』の課題感に深く共感し、「社会人の読解力不足」の解決に向けて、読解力測定ツール『リーディングスキルテスト(以下、RST)』(教育のための科学研究所)を通じて様々な取り組みを実施してまいります。

数理論理学、人工知能(AI)、読解力など様々な分野で活躍されている新井紀子先生は、読解力を「知識基盤社会において核心的な学力」と定義され、日本ではこの読解力が不足している学生・社会人が多いことによる様々な不具合や悪影響が発生していると提唱されています。

一般社団法人 教育のための科学研究所の発表*によれば、2018年7月までにRSTを受検した約6万5千人の中学3年生のうち、半数以上が「正しく問題を読めていない」「文章の読解に何らかの問題を抱えている」ことがわかっています。

また、この調査によれば読解力不足の課題は中学生特有のものではなく、社会人も同様に読解力不足の課題を抱えていることも明らかとなりました。ビジネスシーンでは各業界専門の用語や書式が用いられた文書や、数値やグラフなど非言語情報も織り交ぜた文書などが頻繁に登場します。その文書から正しく情報や意図を読み取る必要があることを考えると、「社会人の読解力不足」は様々な場面で企業に不具合や問題を引き起こしていることが考えられます。

*教育のための科学研究所WEBサイト https://www.s4e.jp/about-rst

読解力不足が原因で生じる様々な不具合の例

実際に、当社が『ビジネス読解力』と呼んでいる「ビジネスシーンで登場する文書(メール、チャット、マニュアル、議事録、注文書、契約書、約款など)から正しく情報を読み取る能力」については、近年多くの企業からご相談やお悩みの声が寄せられています。

また、当社が様々な企業に勤務している社会人に対して行ったアンケート調査では、「ビジネス読解力不足による問題が貴社で起きていますか?」という質問に対して、93%の方が「強くそう思う・そう思う」と回答しています。

グラフ

具体的には、社員が資料やメール、契約書などの様々な文書を正しく理解することができず、「上司や顧客の依頼内容から外れた仕事をする」「マニュアル通りに業務を進めることができない」といった状況が生じ、余計な手直しが発生した、顧客からのクレームにつながったといったケースが挙げられます。

また、そうした読解力不足の社員の仕事をサポートするために、余計な人的・時間的コストが増加している点も見逃せません。コロナ禍でリモートワークツールやオンライン会議の導入に迫られた中、マニュアルだけでは新しいツールを使えない社員に対し、上司や優秀な社員が彼らのフォローに回らなければならず、生産性が悪化してしまったという声もありました。

このように、読解力は未知のこと、新しい環境に遭遇した際、自分で解決策を調べ、理解・習得するために必要な能力です。労働人口減少や働き方改革の浸透、急速なAI技術の発展など、様々な変化が起こり続けるこれからの時代では、多くの企業が未知のことへの挑戦や新しい環境での適応が求められます。そんな「変化対応ができる組織」を構成する「変化対応ができる社員」に求められる能力の一つが、情報を正しく理解する読解力=『ビジネス読解力』なのです。

「社会人のビジネス読解力不足」解決に向けた取り組み第1弾

こうした状況をふまえ、当社では企業に向けた「社会人のビジネス読解力」開発支援に取り組んでまいります。取り組みの第1弾として、全5回に及ぶ新井紀子先生のロングインタビュー記事「組織を成長に導く『読解力』」の公開と、企業向けの無料オンラインセミナー「ミスコミュニケーションが組織力を弱体化させる」を開催いたします。

●新井紀子先生スペシャルインタビュー記事:組織を成長に導く「読解力」連載

2022年10月より当社コーポレートサイト(https://www.all-different.co.jp/)にて掲載をスタートした「組織を成長に導く『読解力』」は、RSTの開発・運営とともに、日本を代表するAI技術の研究者である新井紀子先生に、DX・AI・人手不足の時代における企業が勝ち残るための人材育成・組織開発について語っていただくロングインタビュー記事です。第4回までは以下のサイトからご覧いただけます。第5回は2022年12月15日(木)に公開予定です。

HR×スペシャルインタビュー新井紀子先生 全5回連載タイトル一覧

・第1回:「社員の読解力不足」問題とは 
https://www.all-different.co.jp/hrl_specialinterview/readingskill01.html
・第2回:AIに仕事を奪われない読解力とは 
https://www.all-different.co.jp/hrl_specialinterview/readingskill02.html
・第3回:読解力を効率的に高めるコツとは 
https://www.all-different.co.jp/hrl_specialinterview/readingskill03.html
・第4回:企業課題を解決するリスキリング
https://www.all-different.co.jp/hrl_specialinterview/readingskill04.html
・第5回:AI共存時代の「生き残り方」
(12月15日公開予定)

●無料オンラインセミナー「ミスコミュニケーションが組織を弱体化させる」開催

企業経営者・人事責任者・担当者向け無料オンラインセミナー「ミスコミュニケーションが組織力を弱体化させる」では、「組織の方針や戦略、ビジョンが社員に伝わらない」「社員が上司の指示や顧客の依頼内容通りに仕事ができない」といった「組織力の弱体化」を引き起こすミスコミュニケーションのお悩みを解決するための取り組みをご紹介します。

ミスコミュニケーションの解決策として「伝える側」の情報伝達スキル・プレゼンテーションスキルにフォーカスが当たりがちですが、「受けとる側」の読解力を高める取り組みこそが真の解決につながります。

セミナーお申し込みページ:https://bit.ly/3f9ojMC

今後も当社では「リーディングスキルテスト」の普及とともに、「社会人のビジネス読解力」開発の支援に取り組み、企業の人と組織の未来創りをサポートしてまいります。

株式会社ラーニングエージェンシー

当社は、設立以来、定額制集合研修 「Biz CAMPUS Basic」、ライブオンライン研修「Biz CAMPUS Live」、ビジネススキル学習アプリ「Mobile Knowledge」、10万人以上が受検するビジネススキル診断テスト 「Biz SCORE Basic」など、人と組織の成長を支援する業界初*、特許取得のサービスを多数開発・提供しています。「LEARNING」の可能性を探求し続け、「人と組織の未来創り」を真にリードできる伴走者、ラーニングコアパートナーとして、お客様に長く貢献してまいります。
*Biz CAMPUS Basic、Mobile Knowledge(For Freshers)は東京商工リサーチ調べ、Biz SCORE Basicはシタシオンジャパン調べ

代表取締役社長 眞﨑 大輔
事業内容 人材育成・教育研修
本社所在地 東京都千代田区有楽町 2-7-1 有楽町 ITOCiA(イトシア)オフィスタワー18F
URL www.all-different.co.jp

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