社会人が薦める 学生のうちに読んでおきたい一冊
―「知識・スキル」よりも社会人としての「考え方や心構え」を養う本が必要だった!―
2016年12月1日
回答を集計したところ、本の内容によって「考え方や心構え」と「知識やスキル」の大きく2つの傾向に分類することができ、7割以上(74%)の人が「考え方や心構え」についての本を薦める結果となりました。

この結果から、既存社員の多くが「新入社員には社会人としての考え方や心構えが十分に醸成されていない」「知識やスキルよりも、まずは心構えを身に付ける必要がある」と感じていると推察されます。社会人に求められる考え方や心構えといったマインドセットは、多くの企業において新入社員研修時に伝えられています。しかし、業務知識の習得に比べて、学生から社会人へのマインドチェンジには時間がかかるため、新入社員が早い段階で社会人としての考え方や心構えを発揮させるためには、内定時代から考え方や心構えを伝えることも有効でしょう。
そのための施策としてよく取り組まれているものにインターンや懇親会などがありますが、社員側の負担が大きいというデメリットがあります。一方、今回のアンケートのテーマである「読書」は社員の負担を抑えつつ、内定者に社会人としての考え方や心構えを醸成することができるだけでなく、読書を継続することにより読解力が発達し、推論、理解、予測、過去の知識との結びつけ、自己モニタリングなど、自分で考えるために必要な力を身に付けることができます 。
読書に関して、「国語に関する世論調査」(文化庁)によると、20代~50代のうち「1カ月に1冊も本を読まない」人が最も多い年代は30代であることが明らかになっています。また6割以上の人が「読書量が以前に比べて減っている」と答えており、その理由として半数近くが「仕事や勉強が忙しくて読む時間がない」ことを挙げています。
このように、企業で働き始
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