社会人1年目社員調査(上司とのコミュニケーション編)
フィードバックの頻度が高いほど、成長実感が高い
毎日の「対話の場づくり」がカギ
2025年2月25日
累計13,000社420万人以上の組織開発・人材育成を支援するALL DIFFERENT(オールディファレント)株式会社(所在地:東京都千代田区 代表取締役社長:眞﨑大輔)および「人と組織の未来創り®」に関する調査・研究を行うラーニングイノベーション総合研究所®は2024年10月12日~10月15日、社会人1年目社員300人を対象に、上司とのコミュニケーションの実態について意識調査を行いました。本レポートでは社会人1年目社員が上司とどのようにコミュニケーションをとっているのか、それが成長にどのような影響を与えているのかなどについて調査・分析した結果を公表いたします。
〈背景〉
2024年入社の新入社員は、新型コロナウイルスが「5類」に移行した後、アフターコロナ第1世代として入社した世代です。学生時代の授業がオンラインで行われることも珍しくなく、それ以前の世代とは異なるコミュニケーションの価値観を持っていると言われています。
当社が2023年に実施した若手社員調査*では、上司とのコミュニケーションに苦労した社会人1年目社員は、離職を考える傾向が強いことが分かっており、新入社員が社会人として成長するためには、上司との良質なコミュニケーションが欠かせません。
では、社会人1年目社員の成長を促進するために、上司とのコミュニケーションはどうあるべきでしょうか。本調査では上司とのコミュニケーションの実態と、それに対する社会人1年目社員の感じ方についてアンケートを収集・分析した結果をレポートします。社会人1年目社員の育成を検討される経営者・人事担当者、管理職の皆さんにとって、一助となれば幸いです。

調査結果の概要
- 社会人1年目社員と上司のコミュニケーション頻度、半数超が「1日1回以上」
- 1日1回以上フィードバックを受ける社会人1年目社員、8割以上が「気づき・成長につながっている」
- 上司への相談頻度は、「していない」が25.1%で最多
- 【考察】「上司が心掛けるべきコミュニケーションの量と質とは」
社会人1年目社員と上司のコミュニケーション手段、「対面」が約8割
社会人1年目社員に、職場で上司と主にどのような手段でコミュニケーションをとっているのか質問したところ、「対面」が78.9%で最大に。次いで、「オンライン会議」が19.8%、「チャット」が16.7%、「電話」が13.7%、「その他」が2.6%となり、上司とのコミュニケーションは、「対面」が圧倒的に多いことがわかりました。(図1)

社会人1年目社員と上司とのコミュニケーション頻度、半数超が「1日1回以上」
続いて、上司とどれくらいの頻度でコミュニケーションをとっているのか質問したところ、「1日に複数回」が40.7%で最も高くなりました。
「1日に1回程度」の15.0%と合わせて、毎日コミュニケーションをとっている人の割合は55.7%と半数以上となりました。裏を返すと、44.3%が毎日はコミュニケーションをとっていないことがわかりました。
コミュニケーションを「とっていない」と回答した割合は24.3%でした。(図2)

「毎日、上司とコミュニケーションをとる」社会人1年目社員の約7割が「十分」だと感じる
さらに、上司とのコミュニケーションが十分と感じているかどうかの回答割合を、上司とのコミュニケーション頻度ごとに分析しました。
1日に複数回、上司とコミュニケーションをとっている社会人1年目社員の73.0%が、コミュニケーションの量を「十分」(そう思う/ややそう思う)と思っていることが分かりました。また同じようにコミュニケーション量を「十分」と感じている割合は、1日1回程度の群が68.9%、1週間に2~3回程度の群が60.0%でした。
一方、1週間に1回程度の群では「十分」と感じる割合が18.8%で、1週間に2~3回程度の群と比較すると、3分の1以下に減少し、「不十分」(そう思わない/あまりそう思わない)と感じる割合が31.3%へと高まりました。
さらにコミュニケーション頻度が低くなるにつれて、不十分と感じる割合が高まることもわかりました。(図3)

続きはこちらからお読みいただけます
下記フォームに必須事項をご入力ください(30秒)
調査・研究 一覧
-
2025年12月26日 中堅社員の意識調査(ミドルキャリアの「壁」編)
中堅社員、知識・スキルの不安「乗り越えられていない」が約3割
正しい自己認識と学びの機会提供で不確実性の時代の不安克服を後押し -
2025年12月8日 社内コミュニケーションに関する若手社員意識調査
若手は雑談を通じた交流を望む傾向に
双方向の対話を生むきっかけ創りが心理的安全性と信頼関係を育むカギ -
2025年12月2日 ファーストキャリア調査(主体性と職場文化編)
安心して発言できる若手の約8割が「組織への貢献、自ら考え実行」
組織全体のコミュニケーションスキル育成で発言を歓迎し、失敗を許容する文化醸成を -
2025年11月28日 ファーストキャリア調査(成長実感・キャリア志向編)
キャリア形成支援「感じられない」若手社員は勤続意向が低下
「この会社で得られる成長・キャリア」の明確な伝達が若手定着のカギ -
2025年11月26日 ファーストキャリア調査(勤続意向編)
若手社員の勤続意向は年数上がると低下傾向
ビジョン浸透と業務の目的・意義伝達が定着・離職防止のヒント



