社会2年目~4年目社員の意識調査(直面する壁 実態編)
若手社員900名が回答!最大の壁は「知識・スキル」への不安。壁の乗り越え方、年次ごとの違いが明らかに!
2024年1月12日
![調査・研究](https://www.all-different.co.jp/app/uploads/column_report/research/images/syakaizin2_4_kabe_report_banner.png)
2023年8月2日~8月7日の期間、社会2年目~4年目の900名を対象に「若手社員の意識調査」を行いました。本調査レポートでは、社会人2~4年目の各年次がそれぞれどのような価値観や悩みを抱えているか、またその壁をどのように乗り越えたのか、背景や要因について調査・分析を行いました。
背景
人材育成、採用などの業界において、社会人1年目社員に関する調査は数多く実施されていますが、2年目以降の若手社員に関しては、1年目ほどフォーカスが当たっていないのが現状です。しかしながら、若手に関する悩みは、多くの企業が抱えており、早期離職予防や優秀な人材の確保・定着は重要な経営課題の一つと言われています。そこで、当社では自立自走が求められる社会人2~4年目社員への育成が解決策の一つであると考え、昨年度より社会人2~4年目の各年次がそれぞれどのような価値観や悩みを抱えているか実態調査を行っています。昨年度の調査結果*1からは、社会人2年目の約半数が「仕事に飽き」を感じていることや、難しい仕事に直面した際は、全年次共通して「成長の機会」と前向きに捉える傾向にあることなどが明らかとなりました。 今年は、各年次が直面している壁に加え、その壁をどのように乗り越えたのか、背景や要因についても調査・分析を行いました。本調査結果が、若手社員の育成に悩む経営層、人事担当者、さらには現場の管理職の方にとって、有益な情報になれば幸いです。
調査結果の概要
- ● 社会人2年目、3年目、4年目が感じる壁、全年次共通で『知識・スキルへの不安』がTOPに
- ● 知識・スキルの不安を乗り越えた要因、社会人2年目は「ポジティブに捉える」「目的や仕事の意味を再考する」など「意識」に関する回答が上位に
- ● 知識・スキルの不安を乗り越えた要因、社会人3年目は「知識の習得」「スキルの習得」「経験を積む」が上位に
- ● 知識・スキルの不安を乗り越えた要因、社会人4年目は「知識の習得」が最大で4割に達する
- ● まとめ・考察
![概要](/app/uploads/column_report/research/images/syakaizin2_4_kabe_gaiyou.png)
1. 社会人2年目、3年目、4年目が感じる壁、全年次共通で『知識・スキルへの不安』がTOPに
本調査では、社会人2~ 4年目の各年次に対し、現在どのようなことに困難や不安(壁)を感じているか、仕事や上司、キャリアや自分の成長など、10の項目について質問しました。
まず、社会人2年目の結果をみると、「自分の知識・スキルに不安を感じることがある」が43.3%と最も高い結果となりました。次に、「仕事が飽きた、つまらないと感じることがある」が42.3%、「精神的に追い詰められたことがある」が41.7%と続きました。(図1)
![(図1)](/app/uploads/column_report/research/images/syakaizin2_4_kabe_graph1.png)
次に、社会人3年目の結果をみると、「自分の知識・スキルに不安を感じることがある」が42.3%と最も高い結果となりました。次に、「仕事の量が多いと感じることがある」が42.0%、「仕事が飽きた、つまらないと感じることがある」が38.0%と続きました。(図2)
![(図2)](/app/uploads/column_report/research/images/syakaizin2_4_kabe_graph2.png)
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