管理職志向のない中堅社員の意識調査
管理職打診で「承諾」する中堅社員は8.3%
次世代リーダー育成のポイントは期待する役割の意図的な伝達
2026年1月26日 |NEW!
累計20,000社460万人以上の組織開発・人材育成を支援するALL DIFFERENT(オールディファレント)株式会社(所在地:東京都千代田区 代表取締役社長:眞﨑大輔)および「人と組織の未来創り®」に関する調査・研究を行うラーニングイノベーション総合研究所®は、2025年10月に中堅社員*800人を対象に意識調査を行いました。本レポートではその中でも、管理職以外のキャリアを望む中堅社員750人に焦点を当て、価値観を分析した結果を公表いたします。
*本レポートでは、社会人5年目以上15年未満、役職に就いていない社員を指す。「ミドルキャリア」とも記載
〈背景〉
管理職への昇進は、ビジネスパーソンのキャリアで重要な転換点の1つです。しかし近年、管理職の負担感に注目が集まり「管理職になりたい」と明確に目指す中堅社員は減少傾向にあるといわれています。また、キャリアの多様化やキャリア自律の重要性が高まっており、画一的なキャリアパスからの脱却を目指す企業が増えています。
人材やキャリアの多様性は企業の成長にとって重要な要素です。一方、管理職という役割は成果創出の要であり、より多くの中堅社員がそのポジションを目指し、切磋琢磨して成長する職場文化が生まれれば、組織全体のさらなる進化が期待できます。
そこで、本調査では管理職以外のキャリアを望む中堅社員について、将来へのビジョンや今までの経験、職場の環境といった様々な切り口から、管理職を打診された場合の受け取り方を分析しました。本調査レポートが、次世代管理職の育成に悩む管理職・人事の皆さまのご参考になりましたら幸いです。
調査結果の概要
- 管理職志向以外のミドルキャリア、管理職を打診されたら8.3%が「承諾」、約3割は「辞退」(図1)
- 男性は女性に比べて、管理職を打診されたら「承諾」「検討」の割合が高い(図2)
- スペシャリスト志向のミドルキャリア、約5人に1人が管理職を打診されたら「承諾」(図3)
- 業務で成長を感じる機会があるミドルキャリアほど、管理職を打診されたら「承諾」割合高い(図4)
- 部門間連携や全社的なプロジェクトに関わる機会が多いミドルキャリアは、
そうした機会がないミドルキャリアよりも管理職を打診されたら「承諾」割合高い傾向(図5) - 今の職場が「年功序列だと思う」ミドルキャリアは、管理職を打診されたら「承諾」「検討」の割合高い(図6)
- 自身の役割認識により、管理職を打診された際の回答傾向に違い。「後輩指導」を自身の役割と認識する層は「承諾」の割合最大(図7)
- 考察「ミドルキャリアのフォロワーシップを高めるために」
管理職志向以外のミドルキャリア、管理職を打診されたら8.3%が「承諾」、約3割は「辞退」
初めに、管理職志向以外のミドルキャリア(将来のキャリア志向についての質問で、「マネジメントを行い、チームを統率したい」の回答者を除外)に対し、「もし管理職への就任を打診されたら、どうするか」と質問しました。
結果、最も多かった回答は「打診されたら検討する」で31.9%でした。次いで「わからない」が25.9%、「打診されたら辞退する」が25.1%、「打診されたら退職を検討する」が8.9%でした。「打診されたら承諾する」と回答した割合は最も低く、8.3%でした(図1)。

男性は女性に比べて、管理職を打診されたら「承諾」「検討」の割合が高い
図1と同じ質問について、男女別の回答を比較します。
男女とも、「打診されたら検討する」の割合がともに最も高く、男性が35.9%、女性が29.4%で、男性の方が6.5ポイント高くなりました。
男性の2位は「わからない」(23.6%)、3位は「打診されたら辞退する」(19.7%)で、「打診されたら承諾する」は11.7%でした。
女性の2位は「打診されたら辞退する」(28.5%)、3位は「わからない」(27.4%)で、「打診されたら承諾する」は6.0%でした。
男性は「打診されたら承諾する」「打診されたら検討する」の割合が女性に比べて高くなりました。同時に「打診されたら退職を検討する」は9.1%で、女性の8.7%より0.4ポイント上回る結果となりました(図2)。

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