中堅社員の意識調査(成長実感編)
成長実感ない中堅社員の約3割が「期待されている役割が不明」
「期待する役割」の明確な伝達が成長意欲を高め、活躍・定借の糧に
2026年1月16日 |NEW!
累計20,000社460万人以上の組織開発・人材育成を支援するALL DIFFERENT(オールディファレント)株式会社(所在地:東京都千代田区 代表取締役社長:眞﨑大輔)および「人と組織の未来創り®」に関する調査・研究を行うラーニングイノベーション総合研究所®は、2025年10月に中堅社員*800人を対象に意識調査を行いました。本レポートでは中堅社員の成長実感について分析した結果を公表いたします。
*本レポートでは、社会人5年目以上15年未満、役職に就いていない社員を「ミドルキャリア」と記載
〈背景〉
当社が実施した、人事を対象とした意識調査*では、組織開発・人材育成を推進する上で「現場社員の時間不足」「推進メンバーの時間不足」等、リソース不足への課題が上位を占めました。こうしたリソース不足の状況でも、多くの企業が新入社員や管理職、次期管理職の育成に力を注いでいます。一方で、社会人5年目から35歳前後の中堅社員は、経験豊富で自立していると判断され、指導や育成の優先度が下がり、いわゆる「育成の空白地帯」となっているケースも多く見られます。しかし、中堅社員は若手の育成を担う存在であり、次世代リーダーの母集団でもあるため、現場の要です。彼らの成長と活躍は、企業にとって非常に重要な意味を持ちます。
そこで本調査では、中堅社員はどのような経験から成長を感じているのか、そして成長機会の有無が彼らの役割認識や勤続意向などとどのような関係があるのか調査しました。本レポートが、中堅社員の成長・活躍に課題を感じる経営者や人事担当者にとって、解決のヒントとなれば幸いです。
*ラーニングイノベーション総合研究所®「人事部の意識調査(人と組織の課題編)」https://www.all-different.co.jp/lilab/research/research_126_250508.html
調査結果の概要
- ミドルキャリアが業務で成長を感じる機会、36%が「ある」と回答。社会人5年目が最も高く42.6%(図1,2)
- 後輩指導・部門間連携・部署異動の経験があるミドルキャリアは「成長を感じる機会ある」傾向(図3,4,5)
- 成長機会がないミドルキャリア、3人に1人が期待されている役割「わからない」(図6)
- 成長意欲がないミドルキャリア、約3人に1人が果たせている役割「わからない」と回答(図7)
- 勤続意向、成長機会が「よくある」群は5割超。成長機会「全くない」群は1割を下回る(図8)

ミドルキャリアが業務で成長を感じる機会、36%が「ある」と回答
初めに、ミドルキャリアへ業務で成長を感じる機会があるかを質問しました。
結果、「とてもよくある」は6.0%、「たまにある」は30.0%で、機会があると回答した群の合計は36.0%となりました。また、「あまりない」は18.8%、「全くない」は13.5%で、機会がないと回答した群の合計は32.3%となりました。
なお、「どちらともいえない」は31.8%となりました(図1)。
業務で成長を感じる機会が「ある」ミドルキャリア、社会人5年目が最も高く42.6%
次に、ミドルキャリアが業務で成長を感じる機会を、社会人歴別に分析しました。
結果、「成長を感じる機会がある*」と回答した割合が最も高かったのは、社会人5年目社員で42.6%となり、その後、3割から4割を前後しました。また、「成長を感じる機会がない*」と回答した割合が最も高かったのは社会人7年目社員で35.7%となり、その他の層では2割から3割を前後していました。
総じて、経験年数を重ねることと成長を感じる機会に相関性はありませんでした(図2)。
*成長を感じる機会があるは「とてもよくある」「たまにある」、成長を感じる機会がないは「あまりない」「全くない」の回答者の合計

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