脳研究者・池谷裕二氏を迎え、スペシャルセミナー第2弾を開催しました|イベントレポート|組織開発・人材育成

2021.08.06

当社は7月26日、脳研究者の池谷裕二氏をお招きし、Webセミナーを開催しました。このセミナーは、各界の著名人にご登壇いただき、ご自身の経験やそこから得られた学びなどを語っていただくスペシャルセミナーです。第2弾となった今回は、仕事のパフォーマンスを左右する「やる気」や「熱意」と「脳」の関係性についてお話しいただきました。

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400人の参加者と、「やる気」を出すための"脳の活用法"を共有

脳研究者・池谷裕二氏を迎え、スペシャルセミナー第2弾を開催しました

当社では現在、設立15周年を記念し様々なプロジェクトを推進しています。その1つである本セミナーは、各界の著名人を講師に招き、ビジネスパーソンに"学びの楽しさ"を届けるスペシャル企画です。

今回講師として登壇いただいた池谷裕二氏(東京大学薬学部教授)は、日本が世界に誇る脳研究者の一人。脳科学の視点から、やる気を出す方法や才能の伸ばし方など、日常生活やビジネスに役立つ様々な情報を発信しています。

7月26日のセミナーでは、「脳を知って、脳を活かす」をテーマに掲げ、「やる気」や「熱意」と「脳」の関係性を共有。「やればできる」という言葉があるように、"精神論"と感じやすい「やる気」や「熱意」が、実は脳の仕組みや使い方と密接に関わっていることを、ご自身の研究をはじめとした科学的な根拠をもとに解説していただきました。またそこから、日々のちょっとした工夫で仕事の効率を上げたり、やる気を出したりするための"脳の活用法"を、約400人の参加者とともに探りました。

講演に続く質疑応答のコーナーでは、講演で学んだ内容を実践するに当たっての質問も。やる気につながるという「楽しいエピソードを思い出す」ことを実践しようにも、「過去の楽しかったことを思い出すと、それがない今とのギャップを感じてつらくなることがある」という参加者の悩みに対し、「思い出し方の"本気度"が足りない。本気で思い出さないと逆効果になってしまうので、具体的に、当時に戻ったように(過去の自分を)追体験することが大事」と、楽しい思い出を振り返る際のコツを伝授してくれました。

参加者の98%が学習意欲向上
第3弾セミナーにも、ぜひご参加ください!

約1時間にわたり、脳の仕組みや脳の活用に関するさまざまな情報に触れ、新たな知識の吸収につながった本セミナー。参加者からは、「脳は最近気になっているテーマ。学びが多く、あっという間の1時間だった」「より詳しく知りたいので、参考になる文献を紹介してほしい」といったコメントが寄せられたほか、セミナーに参加して「新しいことを学びたいと思いましたか?」というアンケートでは、98%が「強く思った」「思った」と回答。"脳"に対する関心の高さだけでなく、学びに対する前向きな姿勢もうかがえました。

スペシャルセミナーは、今後も様々な業界から著名人をお招きし、計5回にわたって開催予定です。第1弾の佐藤卓氏(グラフィックデザイナー)、第2弾の池谷氏、そして次回、第3弾は10月を予定しています。詳細は後日、当社15周年特設サイトにてご案内します。奮ってご参加ください。

池谷裕二氏プロフィール
池谷裕二(いけがや・ゆうじ)

1970年生まれ。1998年に東京大学にて薬学博士号を取得。2002~2005年にコロンビア大学(米ニューヨーク)に留学をはさみ、2014年より現職(東京大学薬学部教授)。専門分野は神経生理学で、脳の健康について探究している 。また、2018年よりERATO脳AI融合プロジェクトの代表を務め、AIチップの脳移植によって新たな知能の開拓を目指している。文部科学大臣表彰 若手科学者賞(2008年)、日本学術振興会賞(2013年)、日本学士院学術奨励賞(2013年)などを受賞。著書に『海馬』『記憶力を強くする』『進化しすぎた脳』などがある。

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