新入社員意識調査(キャリア・勤続意向編)
働き続けたい職場の条件1位「人間関係が良い」
周囲の関わりの量と質を高める仕組みが、持続的な成長・活躍をサポート
2026年6月25日 |NEW!
累計20,000社470万人以上の組織開発・人材育成を支援するALL DIFFERENT(オールディファレント)株式会社(所在地:東京都千代田区 代表取締役社長:眞﨑大輔)および「人と組織の未来創り®」に関する調査・研究を行うラーニングイノベーション総合研究所®は、2026年3月24日~5月6日の期間で、2026年度入社の新入社員3,849人を対象に意識調査を行いました。本レポートでは、26年度卒のキャリアや勤続意向について調査・分析した結果を公表いたします。
〈背景〉
近年、不確実性の高まりや働き方の多様化を背景に、若手人材のキャリア観は大きく変容しています。終身雇用や年功序列の前提が揺らぐ中、Z世代を中心とする新入社員は、自分らしさや納得感を重視する傾向が強いといわれています。
その一方で、選択肢の多様化が意思決定の難しさを生み、将来像を描き切れない層の存在も少なくないでしょう。本調査では、こうした環境変化を踏まえ、新入社員のキャリア志向と勤続意向の実態を明らかにしました。
経営者や人事、管理職、新入社員の育成に関わる皆さまが、新入社員の価値観を理解するヒントになれば幸いです。
調査結果の概要
- キャリア志向、3人に1人が「専門職志向」、4人に1人が「管理職志向」
- 管理職志向の理由、「仲間と仕事をするのが好き」34.4%で初のトップ
- 専門職志向の理由、「いざというときに専門性を活かしたい」61.2%で断トツ
- 勤続意向、66.3%が「できれば今の会社で働き続けたい」と回答し、12年間で過去最高
- 働き続けたいと思う条件、「職場の人間関係が良い」「高い給与・賞与をもらえる」が二大トップ
- 長く働き続けたいと思う雰囲気・文化、「チームワークを重視する文化がある」が75.1%で断トツ
- 会社に求めるキャリア形成支援、「上司に相談できる機会」が半数以上で増加傾向
- 【考察】新入社員の持続的な成長を支援する育成戦略
キャリア志向、3人に1人が「専門職志向」、4人に1人が「管理職志向」
初めに、2026年度の新入社員へ、将来会社でどのような役割を担いたいか、質問しました。
結果、「専門性を極め、スペシャリストとしての道を進みたい(専門職)」30.7%、「組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい(管理職)」が24.7%となり、専門職を志向する割合が高くなりました。
一方、「特にキャリアについての志向はなく、楽しく仕事をしていたい」(21.4%)、「まだはっきりしておらず、今後決めていきたい」(22.3%)、「わからない」(1.0%)と、キャリアが不明確な層は合計4割を超えました。
2014年以降の新入社員の回答を比較すると、「特にキャリアについての志向はなく、楽しく仕事をしていたい」、「まだはっきりしておらず、今後決めていきたい」、「わからない」と回答したキャリア不明確な層は、昨年より割合は減少したものの、調査開始の2014年度以降から増加している傾向が見られました(図1)。
図1の調査結果を男女別で比較しました。
男性は「特にキャリアについての志向はなく、楽しく仕事をしていたい」「まだはっきりしておらず、今後決めていきたい」と回答したキャリア不明確な層が、2014年度から徐々に増加しています。しかし、例年「専門性を極め、スペシャリストとしての道を進みたい(専門職)」、「組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい(管理職)」といったキャリア志向が明確な層は、女性よりも高い傾向にあり、2026年度においてもそれぞれ10.6ポイント、2.7ポイント、男性が女性を上回りました。
一方、女性は「特にキャリアについての志向はなく、楽しく仕事をしていたい」、「まだはっきりしておらず、今後決めていきたい」、「わからない」といったキャリアが不明確な層が、男性よりも女性の方が高い傾向にあり、51.9%と半数以上がキャリア不明確の結果となりました(図2・3)。
管理職志向の理由、「仲間と仕事をするのが好き」34.4%で初のトップ
次に、図1の質問で「組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい(管理職)」と回答した新入社員に対し、なぜリーダーになりたいと思ったか質問しました。
結果、「仲間と仕事をするのが好きだから」が34.4%と1位、次いで「人を束ねて、大きな仕事をしてみたいから」が33.3%となり、はじめて順位が逆転しました。
12年前にトップだった「将来経営層として会社を引っぱっていきたいから」は減少傾向が続いていたものの、この2年間は微増傾向にあり、23.1%となりました(図4)。
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