新入社員意識調査2026(卸売業・小売業編)
卸・小売業の新入社員の「管理職志向」、4年連続低下
AI時代のキャリア形成に重要なのは中長期のバイタルスキル®習得の仕組み

2026年7月15日 |NEW!

新入社員意識調査2026(卸売業・小売業編)卸・小売業の新入社員の「管理職志向」、4年連続低下 AI時代のキャリア形成に重要なのは中長期のバイタルスキル🄬習得の仕組み | 調査・研究

累計20,000社470万人以上の組織開発・人材育成を支援するALL DIFFERENT(オールディファレント)株式会社(所在地:東京都千代田区 代表取締役社長:眞﨑大輔)および「人と組織の未来創り®」に関する調査・研究を行うラーニングイノベーション総合研究所®は、2026年3月24日~5月6日の期間で、2026年度入社の新入社員3,849人を対象に意識調査を行いました。本レポートでは、卸売業・小売業の新入社員の特徴を調査・分析した結果を公表いたします。

〈背景〉

卸売業・小売業を取り巻く環境は、地政学リスクやサプライチェーンの変化、AI技術の発達・浸透などにより、複雑性と不確実性がますます高まっています。今後、卸売業・小売業の社員には、様々な情報を取捨選択して適切な判断を下す力や、不確実な状況の中でも着実に完遂する力などがさらに求められるようになります。そうした力を身につけ、活躍することが期待されている卸売業・小売業の新入社員は、働くことに対してどのような価値観を持っているのでしょうか。本調査レポートが、卸売業・小売業の経営者・人事・管理職、育成担当者の皆さまが26年度卒新入社員を理解する一助になれば幸いです。

調査結果の概要

概要

将来会社で担いたい役割、「まだはっきりしておらず、今後決めていきたい」が3割超、8年間で初のトップ

本調査では卸売業・小売業の新入社員の特徴を探るべく、卸売業・小売業の新入社員と、卸売業・小売業を除く全業種(以下、他業種と記載)の新入社員の回答結果を比較します。まず、将来会社で担いたい役割を質問しました。

結果、2026年度の卸売業・小売業の新入社員で最も多かった回答は、「まだはっきりしておらず、今後決めていきたい」で30.6%でした。続いて、「組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい(管理職)」が27.0%、「特にキャリアについての志向はなく、楽しく仕事をしていきたい」が25.2%、「専門性を極め、スペシャリストとしての道を進みたい(専門職)」が16.7%でした。

他業種と比較すると、「まだはっきりしておらず、今後決めていきたい」は8.8ポイント高く、「専門職」は14.9ポイント低くなりました(図1)。

(図1)

2019年度からの回答結果と経年比較したところ、「組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい(管理職)」は4年前の2022年度から徐々に減少しており、今年は過去最低の割合でした。一方、「まだはっきりしておらず、今後決めていきたい」と回答した人は昨年度より6.2ポイント増え、初めてトップとなりました(図2)。

(図2)

リーダーに対するイメージ像、「成長できそう」「やりがいがありそう」などポジティブ回答の割合が他業種より高い傾向

リーダーに対してどのようなイメージ像を持っているか、質問しました。

トップは「リーダーシップが求められそう」で46.8%。次いで、「成長できそう」(39.6%)、「やりがいがありそう」(38.7%)となりました。

他業種の結果と比較すると、「成長できそう」「やりがいがありそう」などポジティブな項目の割合が他業種より高く、「難しそう」「ストレスが多そう」「大変そう、辛そう」などのネガティブ項目の割合が他業種より低くなりました(図3)。

(図3)

勤続意向、「できれば今の会社で働き続けたい」が約7割で、他業種より高め。
働き続けたい条件は「人間関係が良い」「高い給与・賞与」が二大トップ

続いて、「今の会社で働き続けたいか」という勤続意向について質問しました。

「できれば今の会社で働き続けたい」が最多の68.5%で、「そのうち転職したい」は10.8%でした。他業種と比較すると、「できれば今の会社で働き続けたい」が2.4ポイント高く、「そのうち転職したい」は2.0ポイント低く、他業種に比べてやや勤続意向が高いことがわかりました(図4)。

(図4)

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