新入社員意識調査2026(製造業編)
製造業の新入社員、長く働き続けたいが、スキルアップの取り組み「今は何もしていない」
ぬるま湯化リスク脱却のカギは、チームへの貢献・成長の見える化設計
2026年7月17日 |NEW!
累計20,000社470万人以上の組織開発・人材育成を支援するALL DIFFERENT(オールディファレント)株式会社(所在地:東京都千代田区 代表取締役社長:眞﨑大輔)および「人と組織の未来創り®」に関する調査・研究を行うラーニングイノベーション総合研究所®は、2026年3月24日~5月6日の期間で、2026年度入社の新入社員3,849人を対象に意識調査を行いました。本レポートでは、製造業の新入社員の調査結果を公表いたします。
〈背景〉
製造業では、人材不足や技能継承の課題に加え、消費者ニーズの多様化、サプライチェーンの変化、デジタル化の進展など、事業環境の複数の変化が同時に進んでいます。こうした中で、現場を変革する人材の育成・定着は、これまで以上に重要な経営課題となっています。本レポートでは、2026年度入社の新入社員調査から、製造業の新入社員の特徴を明らかにし、今後の育成・定着の方向性を考察します。本レポートが製造業の経営者、人事担当者、さらには現場の管理職やOJT担当の皆さまの一助になりましたら幸甚です。
調査結果の概要
【1】勤続意向と理想の職場文化
79.6%が「できれば今の会社で働き続けたい」。他業種より16.1ポイント高く、8年間で過去最大
本レポートでは製造業の新入社員の特徴を探るべく、製造業の新入社員と、製造業を除く全業種(以下、他業種と記載)の新入社員の回答結果を比較します。
初めに、2026年度の新入社員に対し、今の会社で働き続けたいか質問しました。結果、製造業の新入社員は「できれば今の会社で働き続けたい」と回答した割合が、79.6%となりました。この割合は、他業種より16.1ポイント高い結果となりました(図1)。
2019年度以降の製造業の新入社員の勤続意向の変化を見たところ、「できれば今の会社で働き続けたい」と回答した割合が徐々に増加し、2026年度は過去最高の割合となりました。その他の項目は、2割以下の横ばい状況が続きました(図2)。
今の会社で働き続けたい条件、約7割が「職場の人間関係が良い」と回答。「仕事を通じて成長できる」「やりたい仕事ができる」は減少傾向
次に、どのような状況であれば、今の会社で働き続けたいと思うか質問しました。
結果、「職場の人間関係が良い」が69.5%と最大となり、「高い給与・賞与をもらえる」が60.0%と続きました。
他業種と比較すると、1位の「職場の人間関係が良い」は他業種より3.7ポイント高くなりました。最も差が開いた項目は、3位の「業績が安定している」(39.0%)で、他業種より9.9ポイント高くなりました(図3)。
2020年度以降の推移を見ると、「職場の人間関係が良い」は7年連続トップを維持。2位の「高い給与・賞与をもらえる」は2020年度の53.3%から増減はあるものの、徐々に増加傾向にあります。
一方、減少傾向が目立った項目は「仕事を通じて成長できる」で、2020年度の46.7%から17.9ポイント減少し、3割を切る結果に。また、「やりたい仕事ができる」は4年連続減少し、2割を切る結果となりました(図4)。
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