新入社員意識調査2026(東海エリア編)
東海エリア新入社員の意識調査2026
企業規模別にみる育成のポイント
2026年10月6日 |NEW!
累計20,000社470万人以上の組織開発・人材育成を支援するALL DIFFERENT(オールディファレント)株式会社(所在地:東京都千代田区 代表取締役社長:眞﨑大輔)および「人と組織の未来創り®」に関する調査・研究を行うラーニングイノベーション総合研究所®は、2026年3月24日~5月6日、2026年度入社の新入社員3,849人を対象に「新入社員意識調査」を行いました。
本レポートでは、東海エリアに本社を置く企業へ入社した新入社員に焦点を当て、入社時の意識や不安、勤続意向、上司・先輩との関わり方、キャリア志向などについて分析した結果をまとめています。
東海エリアは、自動車産業をはじめとする製造業が集積し、日本のものづくりをけん引してきた地域です。一方で、少子高齢化による労働人口の減少に加え、技術職・技能職を中心とした人材不足が続き、若手人材の採用・育成・定着は、地域産業の持続的成長において重要な課題となっています。また、事業環境の変化やデジタル化により、ものづくりの現場で求められる力も変化しています。
こうした背景を踏まえ、本レポートでは東海エリアの新入社員の価値観や働くことに対する意識の特徴を明らかにし、今後の若手人材の育成・定着に向けた示唆を整理しました。本レポートが、東海エリアの経営者・人事担当者・管理職をはじめ、新入社員の育成に携わる皆さまにとって、若手人材への理解を深める一助となれば幸いです。
〈表記について〉
本レポートでは、以下の表記を使用しています。
| 東海エリア新入社員 | 本社の所在地について、「東海(静岡、岐阜、愛知、三重)」と回答した新入社員 |
|---|---|
| 他エリア新入社員 | 本社の所在地について、東海以外のエリアを選択した新入社員 |
| 東海エリア中小企業新入社員 | 東海エリア新入社員のうち、従業員数300名以下の企業に入社をした新入社員 |
| 東海エリア大企業新入社員 | 東海エリア新入社員のうち、従業員数301名以上の企業に入社をした新入社員 |
調査結果の概要
入社後の気持ち
東海エリアの新入社員は、他エリアより「不安」の割合が高い
初めに、入社式を迎えた後の気持ちを質問したところ、東海エリア新入社員の35.9%が「不安」と回答し、他エリア新入社員を5.7ポイント上回りました。一方、「期待」と回答した割合は11.2%にとどまり、他エリア新入社員を5.0ポイント下回る結果となりました。東海エリア新入社員は、入社直後の段階でより不安を抱きやすい傾向がうかがえます(図1)。
東海エリアの中小企業の新入社員は「不安」「大変」、大企業は「期待」「高い意欲」が相対的に高め
東海エリアの新入社員の回答を企業規模別に比較しました。結果、東海エリア中小企業新入社員は、「不安」「大変」などのネガティブな項目の回答割合が、東海エリア大企業新入社員より高くなりました。一方で、東海エリア大企業新入社員は、「緊張」「期待」「高い意欲」といった回答割合が高くなりました。企業規模により、入社直後に抱く気持ちの傾向に違いがありました(図2)。
不安の内容
「仕事についていけるか」が不安のトップ、他エリアより高い割合
次に、現時点で不安に感じることを質問したところ、東海エリア新入社員は「仕事についていけるか(仕事の難易度)」が64.5%で最も高くなり、他エリア新入社員を4.4ポイント上回りました。次いで、「生活リズムや社会人としての考え方の習得」「社会人の基礎的なマナーの習得」が続き、どちらも他エリア新入社員より高い割合となりました。入社直後の東海エリア新入社員にとって、業務の難易度や自分が社会人として適応できるかどうかが、特に大きな不安要因となっていることがわかります(図3)。
東海エリアの中小企業の新入社員は「仕事量」、大企業は「職場の文化」「上司との関係」が高い
東海エリアの新入社員の回答を企業規模別に比較したところ、上位3項目に大きな差は見られませんでした。大きな差が表れた点では、東海エリア中小企業新入社員では「仕事が時間内にこなせるか(仕事の量)」が29.7%となり、東海エリア大企業新入社員を11.1ポイント上回りました。一方、東海エリア大企業新入社員では、「上司との関係性」「職場の環境になじめるか(職場の文化)」など、人間関係や職場適応に関する項目の回答割合が高くなりました(図4)。
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