新入社員調査(内定期間中のフォロー編)
良かった内定先からのフォロー、1位「懇談会」
内定者の不安解消のポイントは交流を通じた「仕事のイメージ」醸成
2026年10月20日 |NEW!
累計20,000社470万人以上の組織開発・人材育成を支援するALL DIFFERENT(オールディファレント)株式会社(所在地:東京都千代田区 代表取締役社長:眞﨑大輔)および「人と組織の未来創り®」に関する調査・研究を行うラーニングイノベーション総合研究所®は、2026年3月24日~5月6日の期間で、2026年度入社の新入社員3,849人を対象に意識調査を行いました。本レポートでは、「内定期間のフォロー」をテーマに調査・分析した結果を公表いたします。
〈背景〉
新卒採用市場では、少子化を背景とした売り手市場が続いており、企業間の採用競争は年々激化しています。近年では、学生が複数の内定を保有したまま就職活動を続けることも珍しくなく、内定承諾後に辞退が発生するケースが一定数あります。そのため、採用目標人数を確保できず、秋以降も採用活動を継続せざるを得ない企業もあり、採用側にとって内定者辞退防止は大きなテーマとなっています。そうした中、多くの企業では内定者懇親会や社員面談、定期的な情報発信など、入社までの内定者フォロー施策を強化しています。
本調査では、2026年度新入社員を対象に行った、内定時代に受けたフォロー施策やその評価について調査し、経年変化の分析も行いました。本調査レポートが、新卒採用をご担当される人事の皆さまのお役に立てば幸いです。
調査結果の概要
- 新入社員の入社理由、1位は「志望業界だったから」36.9%
- 入社理由の経年変化、「志望業界だったから」は13年間連続1位。「内定がもらえたから」は13年間で8.7ポイント低下し過去最低
- 新入社員の内定期間に受けたフォロー、「懇親会」が47.5%でトップ
- 内定期間に受けたフォロー、「懇親会」「入社予定の会社で研修」は増加傾向
- 最も良かったフォローに選ばれた項目、「懇親会」が65.5%でトップ
新入社員の入社理由、1位は「志望業界だったから」36.9%
初めに、2026年度新入社員に今の会社へ入社を決めた理由を聞きました。
結果、「志望業界だったから」の割合が最も高く、36.9%でした。次いで、「仕事内容が合っていたから」(21.3%)、「社員が魅力的だったから」(14.4%)でした。
「勤務地が合っていたから」「福利厚生が充実していたから」「給料が納得できる水準だったから」など条件面に関する項目はおおむね低い傾向となりました。
なお、「社長の考えに共感したから」「内定がもらえたから」はどちらも5.4%にとどまりました(図1)。
入社理由の経年変化、「志望業界だったから」は13年間連続1位。「内定がもらえたから」は13年間で8.7ポイント低下し過去最低
2014年度からの入社理由の経年変化を見ると、「志望業界だったから」が13年間連続トップとなりました。特に2023年度には、対前年度比で9.5ポイント高まり、39.6%に。2024年度はやや低下したものの、その後も30%台後半で推移する結果となりました。
「仕事内容が合っていたから」「社員が魅力的だったから」はそれぞれ2020~2023年度は低下傾向でしたが、13年間2位、3位を維持。2024年度以降は少しずつ復調しています。
13年間を通じて低下傾向が見えたのは、「内定がもらえたから」と「社長の考えに共感したから」でした。2026年度は、12年前に比べてそれぞれ8.7ポイント、6.8ポイント低下し、ともに過去最低でした(図2)。
新入社員の内定期間に受けたフォロー、「懇親会」が47.5%でトップ
続いて、2026年度新入社員に、内定時代に受けた会社からのフォローは何か、複数選択で聞きました。
1位は「入社予定の会社での懇親会」で47.5%。2位は「入社予定の会社で研修」(30.2%)、3位は「スマートフォン、タブレットなどで学習するアプリ」(22.9%)でした。
一方、「事務連絡だけで何も受けていない」は11.8%でした(図3)。
内定時代に受けたフォロー、「懇親会」「入社予定の会社で研修」は増加傾向
2022年度からの「内定期間に受けた会社からのフォロー」の経年変化を見ると、「入社予定の会社での懇親会」は5年連続でトップとなりました。2022年度に比べると4年間で7.9ポイント増加していました。
2位の「入社予定の会社で研修」もおおむね増加傾向にあり、2026年度は4年前より4.2ポイント増えました。
一方、「PCで受講するe-learning」「課題図書の配布」はともに低下傾向にあり、4年前に比べてそれぞれ5.1ポイント、7.6ポイント低下しました(図4)。
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